資格

応用情報技術者試験に合格!勉強方法、オススメ教材、合格発表までの流れを解説

平成29度秋季 応用情報技術者試験に合格しました!

基本情報技術者試験には平成29度春季に合格したので、運良く連続で合格となりました!基本情報の記事はこちらです。ここ2年間はいろいろな資格に挑戦しており、応用情報は資格受験のちょうどいい区切りだと思っていたので、取れてほっとしています^^;

今回は合格までの勉強期間、勉強方法、試験当日の流れ、結果発表まで解説していきます。

近況

基本情報の試験日から応用情報の試験日までは半年間ですが、その間仕事が忙しかったり、ITILを受験していたりして、気づけば願書の受付締め切りの2日前(8月12日)でした。残された期間が2ヶ月とかなり短いので、迷いましたが基本情報の記憶が残っているうちに受験したほうが良いと考え、駆け込むかたちで申し込みました。

前提の知識

私の職業、知識は以下です。

  • ITパスポート・基本情報技術者試験を取得している
  • WEBプログラマとして3年半くらいのキャリア

概ね基本情報と問われる知識や問題形式が同じなので、基本情報の延長というかたちで学習を進めることができました。

アルゴリズムは基本情報で7問中1問しか正解できなかったので、今回は外しました。。

応用情報技術者試験は何ヶ月前から始めた?

試験勉強を始めた時期はいつから?

応用情報技術者試験の勉強を始めたのはちょうど2ヶ月前からです。

試験勉強のトータル時間は?

今回は通勤時間だけしか勉強しないと決めていたので、平日1時間✕5=1週間で5時間です。勉強期間は2ヶ月なので、ざっくり計算すると、5時間✕4週間✕2ヶ月=40時間。試験前は勉強量を増やしたので+10時間くらい。40時間+10時間で合計50時間でした。

基本情報の勉強時間が約156時間だったので、比べると大分少ないです。その分自信は全然なかったですし、受験後も受かる確率は半々くらいだと思っていました。

試験勉強方法は?

応用情報は基本情報と似たような形式の試験です。なので、基本情報を受けたときの経験を活かして戦略を立てました。

簡潔に述べると、午前対策はキッチリ・午後対策はしない という戦略です。

※この方法は一般的な対策では無いと思います。あくまで私の体験談としてお読みいただけたらと。

午後問は、以下の特徴があります。

  • すべての問題をちゃんと読んで解答する十分な時間がない
  • 午後問題を解くには、午前の知識で十分対応可能
  • 午後問を練習で解くのは正直しんどい

基本情報のときにおこなった午後対策があまり活かされなかったという経験もあったので、応用情報は午後対策はあえてしませんでした。なぜ技術の知識を問われる試験で読むスピードが求められるのか。。

また、午後問の正答率は運の要素もかなり絡むと考えています。選択問題がありますが、自分が選択した問題が解きやすいものだったらラッキーですが、全文章を読み終えた後「ぜんぜんわからん」となる可能性も十分あります。そこからまた別の問題を探そうとしても残された時間はわずかという場合もあります。

なので、試験に特化した対策をして臨むよりも、教科書をきちんと読み込んでそれ以上のことはしないスタンスでいきました。午後対策をしない以上どうしてもリスクは残りますが、試験に落ちてもまた同じ方法で受験しようと考えていました。ベースの知識を身に着けた上で、午後問が運良くハマればそのうち受かると思っていたからです。

午前問題は基本情報と同じく、スマホで午前の過去問をひたすら解いたり、教科書をひろげて熟読したりしていました。電車の中でしか勉強しないという縛りを設けていたので、かなり集中して取り組んでいました。過去問は3年前までのものを中心に取り組み、80%以上取れるようになった後は5年前まで幅を広げました。

ちなみに午後問は記述式での解答となり、基本情報の選択式とは異なるので、試験直前に4,5問過去問を読んで、解答イメージを作ることはしました。「10文字以内で答えよはこういうふうに書けば良いのかー」って感じです。

参考書は応用情報技術者 合格教本の一冊のみです。一通り熟読しました。理解できないところは重点的に読み込み、暗記が必要な箇所は記憶に定着するよう何回も流し見しました。

試験当日

前日はしっかり睡眠をとり、体調を整えてのぞみました。

試験会場は県内の大学でした。電車で最寄り駅まで向かい、そこからバスで20分ほどで到着です。もちろんコンビニなどはないので、電車に乗る前に昼食・飲み物・リポビタンDは購入しておきました。

試験日は10月15日でちょっと寒くなって来た時期でした。大学の教室内は暖房がまったくついておらず、2時間半の試験時間の中で体が冷え切ったの覚えています。秋季に受験する方は暖房対策もしておいたほうがあとあと後悔がないですよ!

試験前の心境

寒い…。が、仕方ない。気持ちを切り替えます。

午前問題は過去問を解きまくり75%以上は安定して取れていたので、午前は普通にやれば大丈夫という自信はありました。ただ時間的な余裕は無いので、油断せずに落ち着いて解くことが重要です。

午後は、どうなるか分かりませんでした。前述の戦略の通りほとんど何もしていないので、本番に集中して取り組むのみという開き直りの精神でした。

試験開始直前

試験会場には前回と同じく30分前に到着しました。受験番号により教室が振り分けられているので、自分の番号を確認して教室に入ります。

試験開始時間10分程前になると、係員の方が試験に当たっての説明をしてくれます。受験票の置き方や注意事項の説明があり、問題用紙とマークシートが配られます。開始時間になっても空席がちらほらありました。おそらく申し込んだはいいが、仕事が忙しく勉強していないので当日来ないパターンだと思われます。

そして、試験開始のアナウンスが!

午前の試験開始!

午前問題はスピードより正確性が重要です。全80問でかなり多く感じますが、2時間半も試験時間があるので、ゆっくり解いても時間は余ります。なので、一つ一つ着実に正答を積み重ねることが大切です。

わからない問題に出くわしたときはすっ飛ばします(自己流)。難しい問題を必死に解いても、簡単な問題を解いても同じ1問分の点数です。だったら自分の解きやすい問題を落ち着いて解いていき着実に得点を加算していきましょう。難しい問題は最後に時間が余ったらじっくり解いてみるくらいで良いでしょう。

ちなみに考えても考えても分からない問題が必ずあります。考えすぎて時間を浪費するくらいなら最後にサイコロで決めるのもアリです。それくらい時間の使い方は徹底すべきで、分かる問題を時間をかけてでも着実に得点していくことを心がけましょう

試験の設問用紙は持ち帰りOKなので、自分の選択した解答をメモしておけば解答速報で自己採点ができます。センター試験をイメージしていただければ大丈夫です。

問題のレベルは過去問とそんなに変わらないので、「過去問ドットコムでひたすら解いていたときと同じ正答率のはず!」と自分を落ち着かせながら最後のマークを塗りつぶす!

時間はギリギリまでかかりました。やはり準備不足は否めない。

そして、試験終了のアナウンスが。手応えはまあまあ。さあ、午後試験だ。

午後の試験開始!

午後試験で一番重要なのは、書いてある文章を素早く正確に読み解き、解答から答えを導くことです。午前とは違い、正確性よりスピードが重要になってきます。設問も選択式になっているので、どれが自分にとって解答しやすいかを素早く嗅ぎ分けるスピードが求められます。

国語の試験に似ていて、出題者の意図が掴めれば解けます。逆に解答を読んでも理解できない問題もあります。なので、試験時には「この問題はしっかり読めば解答できそうかどうか」を見極める作業は重要になってきます。

まずは必須の情報セキュリティを解きます。

な、長い。。

ですが、ちゃんと読めば解ける問題であることは確か。しっかり読み解答。うーん6、7割は取れた?

マネジメント系の設問は落ち着いて読めば解答できるという情報は仕入れていたので、まず先にそちらを読みました。

解ける!解けるぞ!!

システム監査、サービスマネジメント、プロジェクトマネジメントの順番で解いていきました。時間はかかるものの、前情報で調査した通り、しっかり読めばある程度確信をもって解答できる設問でした。7,8割は取れたかな?

が、順調なのはここまで。

あとの1問が決まらない。かなり丁寧に解いていたので、時間が押している。ざっと読んでも全然頭に入ってこない

長時間の試験による疲労もあったのでしょう。最後のほうはただひたすらあせっていました。

とにかく部分的にでも解ける問題を探す。ネットワークの設問で数問解けそう。残り10分。設問から読み、解答が書いてある場所を探す。知識だけで解答できるものはすぐ解答する。「〇〇文字で答えよ」の記述問題はなんかそれっぽいことを知ったかぶって高尚な雰囲気をかもし出して書く。一応全部埋めることは埋めた。

試験終了。やばいかも。

結果発表

WEBサイトから試験結果を確認することが出来ます。

いざ!

今回は午前75点,午後62点くらいだったと思います。ギリギリ!

(スクショが用意できたら後で用意しますm)

 

試験を終えて思ったこと

応用情報はいろいろ資格を取っていく中で最後のゴールでした。

この資格を目標にしていたのは、以前現場で同じだった年下のエンジニアが「けっして資格を重視しているわけではないが、一生エンジニアとしての生きていくので、基礎体力をつけるために応用情報はとっときました」と言ったことがきっかけです。

現在、そのエンジニアは業界をリードする会社でバリバリやってます。

それまでは「現場でそこそこやれているからいいや」とあぐらをかいていたのですが、自分の不勉強さに気付かされました。まだまだ、彼には追いつけていないですが、追いつけるよう精進します。(こっちが進んでも、彼の進むスピードのほうが早いので差は開く一方orz)

応用情報の内容は基本情報の知識をさらに深くしたような内容で、高校・大学では専門で学んでいなかった自分にとっては知らないことばかりで、ベースの知識が増えました。

私はエンジニアとしてのスタートが遅かったので、現場で会話している中で「あれ、この話全然ついていけないけど、みんなは常識なのかな」みたいな場面に遭遇することもあり、専門的に学んできたエンジニアに対してコンプレックスがありました。

応用情報を取得したからといって、コンプレックスが解消されるわけではありませんが、ある程度の自信はつきました。

次なるステップは?

これからは実践をバンバンやっていこうと思っています。なので、資格取得活動は一旦中断します。

まずこのWordpressで作ったブログをgolangで0から作り直そうと考えています。

追記

文章や画像の過不足があるので、再度推敲する予定です。

ITILファンデーション試験に合格!勉強期間と勉強方法について解説!

タイトルの通り、ITILファンデーション試験に合格しました!一般には簡単な試験と評されており、体験談を読んでも2,3週間の勉強期間で突破される方がかなり見受けられます。自分もそのくらいの期間で合格できるものだと思っていましたが、意外に苦戦しました。

とりあえず合格はしたので、勉強方法から勉強期間、申込や当日の流れなどについて解説していきます。

勉強期間

勉強期間は人それぞれ持っている知識が違うのでバラバラだとは思います。平均すると1ヶ月かからないくらいでしょうか?(あくまで予想です)

トータルでいうと1ヶ月と1週間かかりました。勉強する時間は、基本的には電車の中だけです。通勤は往復で2時間くらいかかるのですが、その日の気分によってやったりやらなかったりしたので、平均すると30分くらいだと思います。

今考えると期間は長かったのですが、あんまり勉強時間はとってない感じですね。30分✕勤務日数20日=10時間(600分)。休日は2時間✕10日で20時間。合計すると30時間です。

勉強方法

勉強方法は、参考書を熟読してから問題集を解くという王道パターンにしました。今回は【資格に合格する】だけではダメで、仕事でITILの知識が必要なので、しっかりと内容を把握するために全体像をつかめるように勉強を進めました。

前提の知識としては基本情報技術者試験でちらっと触れたような内容は理解していますが、基本的には全くわからない状態でのスタートになります。

まずは基礎知識を身につける

最初は以下の参考書を読み、現場でITILがなぜ必要なのかを理解しました。現場で起こっているマズイ運用を改善するために、新人ガールがITILを勉強しながら、より良いIT運用を目指し活動するという小説風の読み物になります。

新人ガール ITIL使って業務プロセス改善します!

ITIL独特の用語も適宜紹介しながら話が展開されていくので、自然とITILの必要性が理解できるようになります。

※試験に受かりたいだけなら上記は全く読む必要はありません。あくまで初心者向けにITILを解説しているだけなので、これだけを読んでも試験には受かるようなものではないことを付け加えておきます。

上記を読み終えた後に、試験用の参考書を読みました。参考書はいわゆる黄色本を選択しました。これを読むことで一通りの試験内容を把握しようと思っていました。しかし結果から言うとこの手順は自分には合っていませんでした。

なぜなら黄色本をいきなり読むと全然わからないのです(自分の場合は)。テキストの内容も同じ言い回しが多く、読んでいてイライラしてしまい頭に入ってきません。通勤の電車で読んでいたのですが、自然と眠くなり全然ページ数が進みません。今思えばここの勉強時間は必要なかったとさえ感じます。

とはいえ3週間ほどかかり読破しました。ですが内容はほとんど頭に入っていません。結局は問題集をたくさん解いたことが合格につながりました。ちなみに黄色本の問題集はあまり役に立ちません。簡単に言うと知識の問われ方が本番の試験とは違うのであまり必死こいて解いても時間のムダです。

練習問題を解きまくる

ITILの概要をぼんやり把握したら、あとはひたすら問題をときまくります。問題集は買いませんでした。なぜなら無料サイトである【Ping-t】【無料de試験】をやれば間違いなく合格できるからです。

 

Ping-t

このサイトは問題に解説がついているので、数をこなすほどどんどん知識が貯まっていきます。また、間違えた問題を分類する機能もついているので自分の弱いジャンルが把握でき、そのジャンルを集中的にケアすることで合格に近づきます。

ネックがあるとすれば会員登録が必要なことでしょうか。私も最初はPing-tにアクセスした際、「会員登録かー。めんどくせ!」となり離脱しました。後日知人から「ITIL受けるならPing-tは必須だよ」と教えていただいたので、再度アクセスし会員登録という経緯があります。

このサイトは間違いなく合格に役立つサイトなので、是非活用しましょう。ちなみに全ての問題を金レベルにすれば、ほぼ合格できると思います。

 

無料de試験

こちらのサイトは試験前の総仕上げとして利用しました。Ping-tとは別の問題が解けるという理由で利用しました。実際にはPing-tだけでも問題ないのですが、念には念をということでこちらの問題も一通りときました。

このサイトのネックは解説が弱いところです。初心者向けの解説はあまり無いので最後の仕上げとして利用すべきと考えます。試験の1週間前くらいにやるのがベストでしょう。

 

いざ試験

試験を申込み、いよいよ試験当日です。いつも通りピアソンから手続きを終え、テストセンターにて受験です。練習問題をかなりの数こなしたこともあり、合格の自信は結構ありました。

試験は60分で40問解きます。30分程で一通り解き終わり、10分程かけて見直しました。問題の傾向としては用語の正確な意味を問われているものが多く、ひねった問題は全然なかったと思います。

結果は97点でした!正直試験勉強に時間をかけすぎたというのが感想でした。もっと効率よく勉強すれば2週間程度で合格可能だと感じました。

まとめ

ITILファンデーションの資格取得のために、いろいろ参考書を読みましたが、試験に受かるだけなら先程紹介したPing-tと無料de試験を繰り返し解けば問題ないと思います。

ただITILは勉強するだけでなく、実際の現場にどう適用するかが重要なので、試験用の勉強だけでなく実務を踏まえて始めて身につくものだと思います。

なんだかんだありましたが、ひとまず一段落です。次は応用情報ですかねー。いつも通り通勤電車の中でどれだけできるか頑張ってみます!

ITILファンデーションの試験概要。費用やおすすめ書籍、模擬試験のやり方をご紹介。

最近仕事で運用設計業務を任せられることになりました。現状行われている業務内容を踏まえつつ、ベストプラクティスの運用はどういったものかを資料に起こすという作業です。

社内の運用設計資料は基本ITILの資料をベースに作られているので、これを機にITILファンデーション資格を取ってしまおうと半ば思いつきで受験することにしました。

ITILって名前は聞いたことがありましたが、実際細かい出題範囲や受験方法などは知らなかったのでこの際調べてみました。

ITILとは?

読み方はアイティルです。

そもそもITILとはなんでしょうか。一言でいうと「ITサービスマネジメントのベストプラクティスを集大成した規格」です。

もっとわかりやすく言うと、「システム運用するときには、ITILを参考にしておけば割りと上手くいくよ」ということです。

システムを企画・設計・開発・運用するライフサイクルの中で一番費用がかかるのは運用です。7,8割の費用が運用にかかるので、運用フェーズを効率化し品質を向上するために、ベストプラクティスを参考にできるITILが必要となってくるのです。

名前の由来ですが、Infomatione Technology Infrastructure Libraryの頭文字を取ってITILと名付けられました。英国政府がシステム運用・管理についてガイドラインを体系的にまとめたものがもとになっています。

ITILファンデーションの資格試験情報

試験の出題範囲

ITILファンデーションの出題範囲は簡単に言うと、ITサービスマネジメントとITILの基本的な知識を浅く広く問うものです。

詳細な分野は以下の項目です。

  • サービスストラテジ
  • サービスデザイン
  • サービストランジション
  • サービスオペレーション
  • 継続的なサービス

試験詳細

ITILファンデーションの試験時間は60分間です。出題数は40問なので、1問1分半で解かなければならない計算です。全てPC画面で解答するCBT方式になります。4つの選択肢から解答を1つ選ぶ単一選択式です。合格ラインは65%なので、やや易しめです。また、ITILファンデーションの出題範囲は、ITサービスマネジメントの基礎的な内容なので、しっかり勉強すれば高い確率で合格できます。

ITILファンデーションの合格率は80%以上と言われています。正確なソースは見つけられませんでしたが、1週間〜2週間で受験する人が多く中には2日しか勉強していないというツワモノもいたので、試験自体は難しいものではないでしょう。

受験料は20,160円(税込)と高額です。合格率からしても絶対落ちたくない金額です。

ITILファンデーションのメリット

ITILファンデーション資格を取得することで、ITILが定義する基本的な概念や用語を理解していることをアピールできます。

ITILファンデーションの知識があれば、ITの現場において、エンジニアや顧客とITILの知識をもとに問題なく意思疎通ができます。

この資格自体は持っているだけで「素晴らしい!」と思ってもらえるような代物ではありませんが、「よく勉強しているな」「意欲があるな」という印象をあたえることができるので、転職や昇進の際に有利に働くこともあります。

オススメ書籍・参考書

ITILファンデーションで一番人気の参考書が通称【黄本】です。

黄本は「これさえやっておけば大丈夫」という王道の参考書で、出題範囲をかなりカバーできるようです。

模擬試験・シュミレーション

事前の試験シュミレーションとしては、無料de試験というサイトがおすすめです。試験時間・問題数も本番と同じ60分40問。ITILファンデーションのシラバスに準拠した150問の問題からランダムで40問出題されます。ランダムで選択肢が変わるので、本番前の仕上げには非常に役立ちます。

無料de試験:ITIL Foundation模擬試験

採点機能もあり解答も表示してくれますが、解説がないので参考書も併せて確認するようにしましょう。

ちなみにスマホ版もあります。10問ずつの出題で、電車内やスキマ時間などにこなすのに最適です。

模擬試験は常に80%以上取れるまで繰り返しましょう。受験代も高額ですので、必ず一回で受かるように準備しておきましょう。できれば85%はほしいところ。90%あれば完璧です。

試験の申込方法

ピアソンかプロメトリックの予約サイトから申し込みます。

まず会場を選び、その会場が営業している試験開催日程を確認します。

ITILファンデーションの上位資格

ファンデーションは入門的な位置づけなので、プロフェッショナルを目指すのであれば、さらに上位の資格を取得する必要があります。上位の資格を取得するには、下位資格の取得が必要になるので、どんな人でもまずはファンデーションから始めることになります。

より深く勉強していく人は以下の資格を目指すとよいでしょう。

・インターメディエイト

中級者向けの資格。エキスパートへの中間地点としての位置づけです。ITILサービスライフサイクルとITILサービスケイパビリティのいずれかの認定教育コースを学んだ上で、試験を受験し合格することで取得できます。

・エキスパート

上級者向けの資格。実践的な技能があることを証明できます。

・マスター

最上位の資格。スペシャリストとしてITILについての執筆や講演の活動が認められる。

まとめ

いかがでしたか。マスターまで取るには会社のバックアップなどがないと費用的にも期間的にも厳しいと思います。まずは業務で恥ずかしくない程度の知識を得たいということでしたらITILファンデーションを受験することをオススメします。

ITパスポートに合格!申込や勉強方法、オススメ参考書まで解説!

2016年11月にITパスポート試験に合格しました。

新人の頃に取るよう進められましたが、持ち前の怠惰な性格が邪魔をして今の今まで勉強してませんでした。最近は基本情報技術者試験の勉強をしていましたが、ITパスポートで勉強した経験がかなり役に立ちました。

IT業界で働くには知っておいたほうが良い基本的知識を習得するためにITパスポートは取っておいたほうが良いです。

今回はITパスポート試験の概要と合格するまでの道のりをご紹介します。

平均年齢

私が受験したときは予想外に周りの受験者の年齢層が低くて何か場違い的な感じがしました^^;

高校生が半分以上いたでしょうか。私のようなアラサーは全然数えるほどしかいませんでした。今になって「早く受験しといたらよかった」としみじみ思いました。

試験方式・試験時間

CBT(Computer Based Testing)方式で、パソコンに問題が表示され、解答をポチポチ選択します。

試験時間は120分です。一見長いように感じますが、慣れない試験ソフトを使うことに戸惑ったり、見直しをしっかりしているとちょっと足りないなという感覚でした。

試験会場・試験日・受験料

試験日は随時です。こちらのページに都道府県別に試験会場一覧と三ヶ月先の開催日程が記載されているPDFが公開されています。希望の試験日に座席数の空きがあれば、受験可能です。

主に土日に試験日が設定されていることが多く、稀に金曜日でも受験ができます。

受験料は5,700円(消費税込)です。

過去問

ITパスポートに受かるためには過去問をこなすことが一番の近道です。

公式サイトから過去問と解答をダウンロードできます。過去9年分の過去問がありますが、直近3年分を一通りやっておけば良いでしょう。ただし、公式の解答には解説がついていません。

解説付きの問題集はたくさんありますが、無料でおさえたいなら過去問道場をオススメします。過去問道場は過去9年分の問題が解けるだけでなく、一つ一つの問題の解説もついています。

問題の出題もランダムや分野ごとで選択できるので、出題範囲を幅広くカバーできます。また、WEBサービスであるため、電車の中やスキマ時間を使って勉強ができます。勉強履歴も記録でき、過去問の解答数や正答率を自動で計算してくれます。

ITパスポートだけではなく基本情報技術者試験の過去問道場サイトもあるので、今のうちに使い方に慣れておくという意味でも早めに使ってみましょう。

合格までの道のり

試験を受けようと思い立って勉強した期間は実質3週間ほどです。

始めのほうは参考書を買って、一通り目を通すという作業をしました。IT業界で既に5年働いていますが、「へー、そうだったのか」と思うような知識も結構ありました^^;

参考書を読み終えると、次はひたすら過去問を解くという作業をしました。基本的には参考書の内容がそのまま問題になっているので、60%くらいは最初に解いたときに取れました。

しかし、60%ではボーダーラインギリギリなので、80%まで引き上げる作業をしました。具体的には過去問を解く→解説を見る→見てわからなかったら参考書を見る→過去問を解くの繰り返しです。他には何もしていません。

電車の中や自宅でやっていたので、一日2、3時間は勉強していました。3週間勉強したので、トータル勉強時間は45時間程だと思います。

結果発表

試験結果は試験が終わったらスグに確認できます。合格証書は1ヶ月後くらいに送られてきます。経済産業大臣の名前が入っています。

まとめ

ざっくり概要と勉強方法について解説しました。基本的には過去問をひたすら解いて70〜80%くらい安定して取れるようになったら受験するとよいと思います。

基本情報技術者試験に合格!勉強方法、オススメ教材、合格発表までの流れを解説

ワタクシゴトですが、平成29度春季 基本情報技術者試験に合格しました!長年取りたいとは思っていたのですが、勉強時間が確保できなかったりして先延ばしにしてしまっていました。

しかし、今年こそはと一念発起してスキマ時間を有効に使い、見事初めての受験で一発合格することができました。

今回は合格までの勉強期間、勉強方法、試験当日の流れ、結果発表まで事細かに解説していきます。初めて受験する方にも、不明点が無いように分かりやすく記述していきます。

前提の知識

基本情報技術者試験は様々なキャリアの人が受ける試験です。個人間ではバックグラウンドの知識には差異があり、それぞれに合った勉強内容と勉強時間が必要です。

私の職業、知識は以下です。

  • ITパスポートを取得している
  • WEBプログラマとして3年目くらいのキャリア

ITパスポートは基本情報の午前問題と試験内容が同じ部分があるので、基本情報試験のときにも、ITパスポートの知識は役立ちました。

また、WEBプログラマとしてコーディングを行っているので、アルゴリズムやJavaのコードについての知識はありました。しかし、本番ではアルゴリズム問題は7問中1問しか取れませんでした

なので、私みたいにプログラマとしてメシを食ってても解けない場合があるということです。えへん。

基本情報技術者試験は何ヶ月前から始めた?

試験勉強を始めた時期はいつから

基本情報技術者の勉強を始めたのは2月の後半からです。試験が4月16日だったので約2ヶ月前からになります。ただ、基本情報のひとつ下のレベルのITパスポート試験には合格していました。ITパスポートと範囲が被るため、ITパスポートの試験勉強期間1ヶ月と合わせて、実質の試験勉強期間は約3ヶ月だと思います。

試験勉強のトータル時間は?

3ヶ月前から勉強。平日1時間、休日4時間で計算すると、平日1時間 ✕ 5 + 休日4時間 ✕ 2で1週間の勉強時間 13時間です。1ヶ月を4週間として計算すると13時間✕4週間✕3ヶ月=156時間になります。

電車通勤の時間の30分間は試験勉強をしていました。往復なので電車内だけで1時間です。スマホで午前の過去問をひたすら解いたり、教科書をひろげて熟読したりしていました。

休日はやったりやらなかったりで平均すると4時間程度だと思います。 気分転換がないとストレスが溜まってしまうので、休日に根を詰めないよう(もともと集中力が続かない)、切り替えを大事にしていました。

自宅で勉強する際は、主に午後の過去問を解いていました。午後問題に関しては、一気に集中して解かないと勉強する意味がないので休日に集中してやっていました。

試験当日

体調は万全に整えました。試験2日前からはナマモノは口にせず、前日は7時間ぐっすり寝ました。

試験は大学で行われました。近くにコンビニが無い会場だったので、食料は事前に買っておきました。最寄り駅にもコンビニがない閑散とした場所ということは事前の情報収集でわかりました。

下調べはやはり重要なので、自分の会場の周りにコンビニはどこにあるか、試験会場までの行き方は必ず確認しておきましょう。受験者数も多いので売り切れている場合もあります。何事も最悪のパターンを想定しておきましょう。

試験前の心境

午前問題は過去問でも80%前後を取れていたので、心配はしていませんでした。午後のために午前はさらっとクリアして、早く退室して体力を温存したいと思っていたりもしました。しかし、想定通りにはなりませんでした(後述)

心配なのは午後問題。午後問題に関しては試験当日になっても全然解ける自信がありませんでした。午後問題はいわば国語のテストだと私は思います。

設問の文章をしっかり解読して答えを導き出せば、前提知識が無くても点数は取れるのです。逆に言えば、いくら対策を講じても安定して高得点が取れるとは限らないというのが私の持論です。

もちろんアルゴリズムやソフトウェア開発の必須問題は必ず勉強をして、考え方をしっかり理解しておかなくてはなりませんが、他のセキュリティやハードウェアなどの選択問題は午前問題の知識で十分得点できます。

なので午後問題は過去問を2,3年分こなしたら十分だと思っています。ある程度問題数をこなしたら後は本番に向けて体調を整えることに専念すべきです。

試験開始直前

試験会場にはその大学の学生さん(?)が会場の案内をしてくれます。特に迷うことなく指定の教室に入れました。試験開始30分前に到着しましたが、受験生はまだ半分も来ていないようでした。

試験開始時間10分程前になると、係員の方が試験に当たっての説明をしてくれます。受験票の置き方や注意事項の説明があり、問題用紙とマークシートが配られます。開始時間になっても空席がちらほらありました。おそらく申し込んだはいいが、仕事が忙しく勉強していないので当日来ないパターンだと思われます。

そして、試験開始のアナウンスが!

午前の試験開始!

午前問題はスピードより正確性が重要です。全80問でかなり多く感じますが、2時間半も試験時間があるので、ゆっくり解いても時間は余ります。なので、一つ一つ着実に正答を積み重ねることが大切です。

わからない問題に出くわしたときはすっ飛ばします(自己流)。難しい問題を必死に解いても、簡単な問題を解いても同じ1問分の点数です。だったら自分の解きやすい問題を落ち着いて解いていき着実に得点を加算していきましょう。難しい問題は最後に時間が余ったらじっくり解いてみるくらいで良いでしょう。

ちなみに考えても考えても分からない問題が必ずあります。考えすぎて時間を浪費するくらいなら最後にサイコロで決めるのもアリです。それくらい時間の使い方は徹底すべきで、分かる問題を時間をかけてでも着実に得点していくことを心がけましょう

試験の設問用紙は持ち帰りOKなので、自分の選択した解答をメモしておけば解答速報で自己採点ができます。センター試験をイメージしていただければ大丈夫です。

ただ前述したとおり、午前は自信があったので早めに終わらせて体力を温存しておくつもりでしたが、解答の見直しやマークシートがちゃんと塗られているかの確認をしていたらあっという間に時間が経過し、早抜けする余裕は全然ありませんでした。

そして、試験終了のアナウンスが。手応えは十分。さあ、午後試験だ。

午後の試験開始!

午後試験で一番重要なのは、書いてある文章を素早く正確に読み解き、解答から答えを導くことです。午前とは違い、正確性よりスピードが重要になってきます。設問も選択式になっているので、どれが自分にとって解答しやすいかを素早く嗅ぎ分けるスピードが求められます。

国語の試験に似ていて、出題者の意図が掴めれば解けます。逆に解答を読んでも理解できない問題もあります。なので、試験時には「この問題はしっかり読めば解答できそうかどうか」を見極める作業は重要になってきます。

私の時間の使い方としては20点分の配点のある【アルゴリズム】と【ソフトウェア開発】が30分ずつ。12点分の配点の5つの設問は18分ずつ。合計150分。見直しの時間は取ってません。おそらく見直す時間は無いと判断していたためです。

さて、試験の話に戻ります。アルゴリズムはちらっと見てなんか難しそうだなと感じました。そして5分くらい設問を読みましたが、所感としては

何言ってんだこいつ

という印象でした。必須問題だが仕方がない。飛ばそう。

それから、その他の必須問題のセキュリティとソフトウェア開発(Javaを選択)を解答しました。全問正答の自信はありませんでしたが、8割くらいは正答しているというところで切り上げました。

ここまでで時間を使いすぎて、当初に想定した時間は5分程押していました。しかし、失った時間は取り戻せないので、残りの問題で調整します。

次に選択問題をざざっと読んで解答できそうな設問を選びました。選択する設問は全部で四問ですが、そのうち3問はしっかり問題を読めば解答できそうだったので、時間をかけて解答しました。

ここまでで残り30分。残す設問はアルゴリズムとハードウェアが丸々残っていました。時間的にそうとうヤバイと感じていました。

ここで取った作戦は、解くのに時間がかかりそうな設問は、今の時点で適当に解答することでした。あとは、残った時間で分かる問題を解くだけです。

時間いっぱいまで粘り、ついに試験終了。あー、ちかれた。

基本情報技術者の結果発表

1ヶ月後にWEBサイトで確認

試験日から約一ヶ月後にWEBサイトから試験結果を確認することが出来ます。平成29年度春季の試験結果の確認は以下のページからでした。

平成29年度 春期 情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 成績照会

受験番号とパスワードを入力して送信ボタンを押下します。なお、受験番号とパスワードは試験前に送られてくる受験票に記載されていますので、試験が終わったからと言ってスグに捨てないようにしてください

ログインすると以下のような画面で確認ができます。成績照会ページで確認できる項目は以下です。

  • 結果
  • 午前分野別得点
  • 午後問題分野
  • 合格基準点

いきなり結果が表示されます。ログインページから成績照会ページに飛ぶまではドキドキします。どうにかこうにか合格でした。ほっとしました。

午前得点は予想通りといいますか、過去問での正答率がそのまま反映されたという感じです。過去問で70%以上の正答率を取れない場合は、合格するのは難しいと思います。

午後得点は超以外でした。結果としては80%以上ですが、試験時の手応えは全く無く、正直運がよかったと思っています。アルゴリズムは自己採点の結果、1問しか正解していませんでした。プログラマなのに。。。

午後問題の各分野の得点率については非公開なのでトータルしか表示されません。

一ヶ月半後に書面で合格通知が届く

合格の場合は、経済産業大臣の名前が入った合格証書が届きます。割りとしっかりした紙に自分の名前が入った証書をもらうのは、学生以来なのでちょっぴり嬉しいです。

不合格の場合

IPAの公式サイトに以下のような記述がありました。

不合格者には、一切通知しません。

なので、不合格かどうかを知るためには【自分でWEBサイトで確認】もしくは【通知が2ヶ月たっても届かない】の2パターンです。

試験を終えて思ったこと

IT業界で働くために、持っておくととりあえず基礎的なことはわかっていそうと判断される資格が基本情報技術者試験だと思っています。実際に受験してみて、マネジメントや設計手法などあまり経験が無いことを、しっかり学べたということは良かったです。

私は技術系の大学は出ていないですし、IT業界に入るのは遅かったので基礎的な知識の定着という目標は達成できたと思います。

基本情報を取ったら、次は応用情報!

応用情報技術者試験までは、一プログラマとしてとっておきたいと思っています。また応用情報の体験記も書きたいと思います。

 

とても長くなりましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。この記事がお役に立てれば幸いです。

もし、「こういった情報を記載して欲しい」や「ここが良くわからないので、詳しく解説して欲しい」などありましたら、コメントにお願いします。お気軽にどーぞ!